肛門性交・アナル接触があった方へ

知らないうちに感染しているかもしれません

「性器の検査だけで大丈夫かな？」
「肛門の違和感があるけど、どこで相談すればいいんだろう？」

性感染症の中には、肛門（直腸）から感染するものがあります。あおぞらクリニックでは、キスやオーラルセックスだけでなく、肛門性交により感染する可能性がある性感染症の検査や治療を受けることができます。

肛門や直腸の感染は、症状がないことも多く自分では気づきにくいため、感染の温床になることがあります。感染していることに気づかず、パートナーにうつしてしまうケースも少なくありません。

肛門・直腸で感染する主な性感染症

肛門感染の特徴 ― “無症状感染”の多さ

直腸は神経が少ないため、痛みや違和感を感じにくいのが特徴です。性器や咽頭と同時に感染していることも多く、検査を受けなければ気づくことができません。

特に男性同士（MSM）の性行為では、性器よりも直腸感染率が高いという報告もあります。無症状だからこそ、検査で確認することが非常に重要です。放置してしまうと、自分自身だけでなくパートナーにも感染を広げてしまうリスクがあります。

無症状のまま感染を放置すると、慢性的な炎症や合併症のリスクも高まります。例えば、クラミジアや淋菌は直腸の粘膜を傷つけ、排便時の痛みや出血につながることもあります。梅毒は初期段階では痛みがほとんどなく、気づかないうちに体内で進行することもあるため注意が必要です。

肛門検査を受けることをおすすめしたい方

• アナルセックスや指・舌での接触があった方
• 男性同士の性行為（MSM）の経験がある方
• 肛門周囲に痛み・かゆみ・出血がある方
• 性器検査が陰性でも肛門に違和感が残る方

自覚症状がなくても感染しているケースは少なくありません。
検査を通して自分の体の状態を知ることで、安心して日常生活を送れるようになるのです。

検査項目とおすすめセット

医師からのメッセージ

性行為は感染部位が複数にまたがることが多く、特に肛門は一般的な検査だけでは見落とされがちです。

無症状だからこそ、検査で確認することが大切です。検査によって、あなた自身の健康だけでなく、パートナーの健康も守ることができます。検査を受けることは恥ずかしいことではなく、大切な人を守るための行動です。

検査は短時間で終わり、痛みや大きな負担はありません。病院に行く前の不安や恥ずかしさも、スタッフがしっかりサポートしてくれるので安心です。

プライバシー対策

• 男女別の待合室
• 保険証不要・匿名検査も可能
• 検査結果はスマホで確認
• 医療スタッフ全員が性感染症の専門知識を学んでいます。
  「恥ずかしい」「言いにくい」と思う方でも、安心して相談できます。

Q&A よくある質問

見えない感染を確かめる勇気

性感染症は目に見えないところで広がることが多いです。「自分は大丈夫」と思っていても、実際には無症状で感染していることは珍しくありません。

性のかたちが多様化した現代社会において、肛門の検査を受けることは恥ずかしいことではありません。それは、自分と大切な人を守るための大切な一歩です。少しの勇気で感染を確認し、健康な生活を取り戻すことができます。

症状がない場合でも、肛門や直腸に感染が残っていることがあります。検査を受けることで、再感染を防ぎ、パートナーへの感染リスクも大幅に減らせます。

性感染症は早期に発見・治療することで、体への影響を最小限に抑えられます。検査を受けることは、自分にとってもパートナーにとっても大切な選択です。健康な生活を守るためにも、ぜひご検討ください。