梅毒の検査と治療について

目次

梅毒検査を受けるべき症状とタイミング

梅毒は症状がなくても感染していることがあるため、「気づかないうちに進行する感染症」です。
そのため、症状がある場合だけでなく、感染の可能性がある行為があった場合にも検査が重要になります。

梅毒でよくみられる症状

  • 性器や口にしこりがある
  • 手のひら・足の裏に発疹が出ている
  • のどの違和感や痛みが続いている

これらの症状は自然に消えることがありますが、治ったわけではありません。
症状が消えても体内では感染が進行している可能性があります。

症状がなくても検査を受けるべきケース

  • コンドームなしの性行為があった
  • 不特定多数との性交渉があった
  • パートナーが感染している可能性がある
  • 風俗利用・海外渡航後の不安がある

梅毒は症状がなくても感染していることがあります。
少しでも不安がある場合は、症状の有無に関わらず検査をおすすめします。

検査を受けるタイミングの目安

梅毒検査は、感染からの経過時間によって正確性が変わります。

感染機会からの期間 検査の目安
〜4週間 正確な判定は難しい
4週間以上 検査可能(初回検査)
2カ月以上 より正確な判定が可能

「症状がある」「不安な行為があった」どちらかに当てはまる場合は、早めの検査が重要です。
適切な時期に検査を行うことで、正確な結果と早期治療につながります。


検査方法と検査ができる時期

梅毒は感染すると全身に様々な症状を引き起こし、有効な抗生剤であるペニシリンが発見されるまでは感染力も強く、感染したらほぼ死に至るような恐ろしい感染症でした。
現在は早期の薬物治療により完治が可能です。ただし検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると日常生活が出来ない程の症状を起こすことがあります。
早期発見、早期治療が重要です。

当院でおこなっている検査は「TP法」「RPR法」によるものです。

感染機会からの期間 検査方法
〜4週間 ほぼ判定不可
4週間以上経過 「TP法」「RPR法」で検査
2カ月以上経過 「TP法」による検査のみでお調べすることが可能

TP法(TP抗体検査)

当院で行っている梅毒の即日検査はTP法(定性)で行っています。

感染機会からある程度時間が経たなければ、血液検査では陰性となり、感染したことがわからない時期があります。これを「ウインドウピリオド」と言います。

感染機会から2ヶ月以上経過していれば検査可能です。
(TP法のウインドウピリオドは2ヶ月)
採血による血液検査を行い、約2mlほど血液を採らせていただきます。
結果判明まで採血後、約1時間ほどお時間をいただきます。

※この即日検査で陽性反応が出た方は無料で精密検査(RPR法)を行っています。
※TP検査は1度でも梅毒に感染すると、一般的には生涯に渡って検査で陽性反応が出てしまいます。
(また、抗体検査は体質でも陽性となることがあります。)
その為、既往歴のある方は感染機会から2ヶ月以上経過していたとしても、結果の数値を見て判断をするRPR法をご案内しています。

RPR法(RPR抗体定量検査)

当院で行っている梅毒の精密検査はRPR法で行っています。

RPR法もTP法と同じく、感染機会からある程度時間が経たなければ、血液検査では陰性となり、感染したことがわからない時期「ウインドウピリオド」があります。

また、RPR法は陰性、陽性という結果だけでなく数値による結果が重要で、数値も合わせて判明します。


感染機会から検査までの経過日数が短すぎると、結果の数値は陰性の値を示していても、実際には感染初期であり、後々数値が上がってくるケースも考えられます。

その為、感染機会から4週間以上経過していれば検査可能です。
(RPR法のウインドウピリオドは4週間)

さらに既往歴のある方は、RPR抗体の数値によっては、1ヶ月ほどしてからもう一度RPR法を行い、数値の変化をみる必要がある場合があります。

採血による血液検査を行い、約6mlほど血液を採らせていただきます。

結果判明は翌日以降となります。

梅毒の検査方法TP法・RPR法とその違い

項目 TP法 RPR法
検査内容 梅毒に対する抗体の有無 感染の活動性(現在の状態)
分かること 過去・現在の感染歴 現在感染している可能性
特徴 一度感染すると陽性が続くことが多い 治療により数値が下がる
向いているケース 初めての検査・スクリーニング 感染の有無や治療効果の確認
TP法は「感染したことがあるか」を確認する検査、RPR法は「現在感染しているか」を判断する検査です。

当院での検査の考え方

  • 感染機会から4週間以上:
    TP法+RPR法の組み合わせで検査
  • 感染機会から2ヶ月以上:
    既往歴がない場合は、TP法のみで判定可能
  • 既往歴がある場合:
    RPR法で数値の変化を確認
検査時期が早すぎる場合、実際には感染していても陰性になることがあります(ウインドウピリオド)。
正確な結果を得るためには、適切なタイミングでの検査が重要です。

検査の流れ(当院の場合)

  • 受付・問診
  • 診察
  • 採血検査(数分程度)
  • 結果判明(TP検査は約1時間、RPR検査は翌日)
  • 結果はWEBか電話でご確認いただけます。

検査内容やタイミングは患者様の状況に応じて最適な方法をご案内しています。
不安な点がある場合は、お気軽にご相談ください。

「症状がある」「感染の可能性がある」どちらかに当てはまる場合は、できるだけ早めの検査をおすすめします。
梅毒は早期発見・早期治療で完治が可能な感染症です。

 

治療方法

梅毒が陽性であった場合、2-12週間服用する抗生剤を処方します。
ペニシリン系の抗生物質を使用します。
※検査結果により服用期間には個人差があります。
※通常ペニシリン系の抗生物質を処方しますが、もしペニシリンアレルギーであった場合、異なる系統の薬を処方します。


治癒検査(治ったかどうかの検査)について

処方された薬の内服終了後、約1ヶ月程経過してから再度RPR法による検査を行います。

ただし、一回のRPR検査だけでは治癒していると判断できない可能性もあります。
梅毒の治癒判定は、薬の投与後にRPRの数値がどれだけ下がっていったかで医師が判断をいたします。
陰性の基準数値に収まっており、直近の性行為がなければ治癒となりますが、再検査の段階ではRPRの数値が陰性の数値まで下がらず、陽性の数値で結果が出るケースもあります。

このとき、
「治療が不十分なので、まだ感染の続いている状態なのか」
「新しい行為で感染して、RPRが上昇しているのか(再感染)」
「梅毒は治っているが、陽性の数値で止まってしまった(治癒)」
といったいくつかの可能性があり、初回の検査だけでは判断が出来ないことがあり、複数回に分けて検査をすることがあります。

 

検査・治療の料金

性病名 料金(税込) 採取物 対象
梅毒即日検査(TP法) 8,800 血液 梅毒の既往歴が無く、感染機会から2ヶ月経過している方
梅毒即日検査+梅毒精密検査(TP法+RPR法) 8,800 血液 梅毒の既往歴が無く、感染機会が4週間以上2ヶ月未満の方
梅毒精密検査(RPR法) 8,800 血液 梅毒の既往歴が有り、感染機会から4週間以上経過している方
梅毒の治療中であり、内服終了後から4週間以上経過している方
梅毒治療 11,000円 ※処方量により金額が変わる可能性がございます。
梅毒について詳しくはこちら> クリニック受診の流れ>

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