トリコモナス

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トリコモナスとは

トリコモナスは原虫(アメーバの様な生物)という、肉眼では見ることのできない生物が性器内に入り込み、炎症を起こす性感染症の一種です。

男女で寄生部分が違います。男性の場合は前立腺や精のう、尿道に寄生します。

女性の場合は膣内や子宮頸管、膀胱や尿道に寄生します。

トリコモナス寄生虫画像

トリコモナス寄生虫画像
情報元:CDCホームページ

※トリコモナス寄生虫が実際に動いている動画です。
男女共に尿道に感染した場合は尿によって流される可能性があります。

また感染経路が多く、主な感染は性行為ですが下着やタオル、便器や浴槽といった場所から感染する可能性があります。

つまり、性行為の経験のない方(特に女性)や幼児も感染する場合があります。

症状

女性は膣炎や膀胱炎、男性は尿道炎を起こして、痛みやかゆみの症状が現れたりしますが、自覚症状がないことも多いです。

感染していても症状が出ないという感染者の方は、約20〜50%います。

症状は個人差がありますが、潜伏期間は男性の場合10日前後、女性の場合は5日~14日前後です。

その為、気づかずに放置するといったケースが多いです。

放置してしまうと、病気は悪化する一方で通常自然に治ることはありません。

感染していると不妊や流産の原因となるため治療が必要です。

男性の場合

トリコモナス(男性)

①尿道のかゆみ、違和感、不快感、軽い排尿痛 きわめて微量な尿道分泌物が出てくる

 

女性の場合

トリコモナス(女性)

①異臭の強いおりものの増加、膣やその周辺のかゆみ、下腹部の痛みなどの症状が出てくる

②子宮内膜症や卵管炎、不妊症や早産のリスク

検査方法と検査ができる時期

男性:尿検査

男性の場合、検査の性質上、精度が安定しないため、パートナーの感染が認められた時や、感染の可能性がある場合は、問診、診察の上、検査ではなく、治療を優先して行います

女性:膣分泌物(綿棒での拭い)検査

感染機会から24時間以上経過で検査可能です。

精密検査

尿検査

男性用の検査
検査結果:5日〜7日後

※検査の性質上、感染しているのに、検査をしても検出されないことがある為、パートナーがトリコモナスに感染していた時は治療をお勧めします。

膣分泌液検査

女性用の検査
検査結果:5日〜7日後

即日精密検査(TMA法)

症状がなくても検査可能
医療機関内で専門の検査機器を備えて検査をする。

検査結果:当日または翌日

遺伝子による核酸増幅法の種類

PCR法とTMA法いずれも精度の非常に高い検査です。

PCR法
二重螺旋構造になっているDNAを熱によりに分解。
分解された部分に酵素がくっついていき、DNAを伸ばして増幅して行く方法。

TMA法
1つの細胞に1個しかないDNAの遺伝子ではなく、数千個存在しているrRNAの遺伝子をターゲットにする。
ターゲットとなったrRNAに酵素がくっついてDNAの合成と分解を繰り返し、RNAを増幅させていく方法。

※当院では原則として院内にて、TMA法を用いて即日精密検査をおこなっています。

当院によるトリコモナス
の検査と治療について

 

治療方法

抗原虫剤の内服、膣錠(女性の場合)

抗原虫剤は、アルコール厳禁です。内服中に飲酒をしてしまうと、アルコールによる悪心・嘔吐、腹痛、頭痛、動悸、紅潮といった症状が強まります。

 

予防方法

不特定多数との接触は避け、コンドームの着用を正しく行ないましょう。

また、生理中はトリコモナスが繁殖しやすい環境の為、生理中の接触も控えましょう。

希に濡れたタオルの共有やお風呂に一緒に入ることで感染するケースもあり、タオルの共有などはやめましょう。

   
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