B型肝炎、C型肝炎の検査と治療について

目次

検査方法と検査ができる時期

B型肝炎・C型肝炎

肝炎とは肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊れていく病気です。

原因はウイルスやアルコール、薬剤と様々ですが、ウイルス性、なかでもB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスによる感染が多くを占め、国内最大級の感染症とも呼ばれています。

しかし、肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、感染をしていても自覚症状がないまま、肝硬変、肝がんへ進行していく可能性があるので注意が必要です。

当院で行っているB型肝炎の検査

B型肝炎即日検査(HBs抗原検査)
HBV-NAT検査(HBV-DNA定量検査)
の2種類です。

検査が可能となる時期はそれぞれ、
B型肝炎即日検査(HBs抗原検査)が感染機会から2ヶ月以上経過後
HBV-NAT検査(HBV-DNA定量検査)が感染機会から35日以上経過後 に可能です。

B型肝炎即日検査(HBs抗原検査)

感染機会があってから検査されるまでの期間が早すぎると、血液検査では陰性となり、感染していることがわからない時期があります。
これを「ウインドウピリオド」と言います。


B型肝炎即日検査(HBs抗原検査)では、感染機会から2ヶ月以上経過していれば、HBs抗原というHBVの外殻を構成するタンパク質が血液中にあるかどうかを検出できるようになります。
その為、この検査をご希望の際には、感染機会から2ヶ月以上経過してからご検討ください。

新橋院では、精度の高いロシュ・ダイアグノスティックス社の機器を使っての検査を行うことになりました。
採血による血液検査を行い、キットは約2ml、ロシュは約5mlほど血液を採らせていただきます。
採血後、キットは約15分、ロシュは約30分で結果が判明します。
今までの検査キットでの検査をご希望の場合は、事前にお申し出ください。

HBV-NAT検査(HBV-DNA定量検査)

HBV-NAT検査(HBV-DNA定量検査)では、感染機会から35日以上経過していれば、血液中にウイルスが存在していた場合、ウイルス遺伝子を構成する核酸を増幅して検出できるようになります。
その為、この検査をご希望の際には、感染機会から35日以上経過してからご検討ください。

採血による血液検査を行い、約5mlほど血液を採らせていただきます。
結果判明までは、約4-5日ほどお時間をいただきます。

当院で行っているC型肝炎の検査

C型肝炎即日検査(HCV抗体検査)
HCV-NAT検査(HCV-RNA定量検査)
の2種類です。

検査が可能となる時期はそれぞれ、
C型肝炎即日検査(HCV抗体検査)が感染機会から3ヶ月以上経過後
HCV-NAT検査(HBV-DNA定量検査)が感染機会から24日以上経過後
に可能です。

C型肝炎即日検査(HCV抗体検査)

C型肝炎即日検査(HCV抗体検査)では、感染機会から3ヶ月以上経過していれば、C型肝炎に感染した際に作られるHCV抗体を検出することが可能です。
その為、この検査をご希望の際には、感染機会から3ヶ月以上経過してからご検討ください。

新橋院では、精度の高いロシュ・ダイアグノスティックス社の機器を使っての検査を行うことになりました。
採血による血液検査を行い、キットは約2ml、ロシュは約5mlほど血液を採らせていただきます。
採血後、キットは約20分、ロシュは約30分で結果が判明します。
今までの検査キットでの検査をご希望の場合は、事前にお申し出ください。

HCV-NAT検査(HCV-RNA定量検査)

HCV-NAT検査(HCV-RNA定量検査)では、感染機会から24日以上経過していれば、血液中にウイルスが存在していた場合、ウイルス遺伝子を構成する核酸を増幅して検出できるようになります。
その為、この検査をご希望の際には、感染機会から24日以上経過してからご検討ください。

採血による血液検査を行い、約5mlほど血液を採らせていただきます。
結果判明までは、約4-5日ほどお時間をいただきます。

 

治療方法

当院の検査で感染が認められた場合には、あおぞらクリニックでは治療を行っていないため、ご希望の方にはB型肝炎・C型肝炎の治療を行っている医療機関に紹介状をお書きします。

その他、当院ではB型肝炎の感染を未然に防ぐ、ワクチンの接種も行えます。

感染予防のためのC型肝炎ワクチンはまだ出来上がっていません。そのため、下記のような感染をしないための行動が重要となります。

・他人の血液に触れないこと。
・歯ブラシや、カミソリなど血液が付着していそうなものを共有しないこと。
・ピアスやタトゥーをするときは清潔な器具であることを確かめること。
・注射器や注射針の共有をしない。
・性行為時にはコンドームを使用する。

 

B型肝炎ワクチン

当院で使用しているB型肝炎ワクチンは不活化ワクチンです。

不活化ワクチンとはウイルスや細菌の病原性を完全になくして、免疫を作るのに必要な成分だけを製剤にしたものです。

接種してもその病気になることはありませんが、1回の接種だけでは免疫が十分にできないので、時期を分けて3回の接種が必要となります。

当院では初回、2回目(約1ヶ月後)、3回目(約6ヶ月後)の予定で接種を行ないます。


3回目の接種後から1ヶ月後に、抗体が出来たか確認する検査を行います。
抗体が作られた場合に、個人差はありますが約5年の間、抗体が残るためB型肝炎ウイルスを予防することができます。

料金は3回分のワクチン接種料金と接種1ヶ月後の抗体確認検査の料金を初回時に頂戴しており、33,000円(税込)でご案内しております。

※B型肝炎に感染していないことをまず確認するため、初回のワクチン接種前にB型肝炎の即日検査も行います。

その為、別途検査代の8,800円(税込)がかかりますのでご了承ください。

 

検査・ワクチン料金

性病名 料金(税込) 採取物
B型肝炎即日検査 8,800 血液
C型肝炎即日検査 8,800 血液
B型肝炎NAT検査 11,000 血液
C型肝炎NAT検査 11,000 血液
B型肝炎ワクチン 33,000 ※3回分の接種料金と接種1ヶ月後の抗体確認検査が含まれています。初回接種時に上記金額を頂戴しています。
※初回・約1ヶ月後・約6ヶ月後の予定で接種を行います。
 

クリニック紹介

あおぞらクリニック 新橋院

東京都港区新橋2丁目16−1
ニュー新橋ビル3階 330(男性) 339(女性)

新橋院の診療日とアクセス>>>

あおぞらクリニック 新宿院

東京都新宿区西新宿1−3−1
新宿サンフラワービル 10階

新宿院は現在休診中です