HIV・エイズ(AIDS)の検査と治療について

目次

検査方法と検査ができる時期

昔は不治の病というイメージから恐れられていたエイズ。
現在は医療の進歩により、適切な治療によって症状をコントロールすることで、普通の生活を送ることが出来るようになっています。
早期発見、治療のためにもHIV検査が大事です。

当院で行っているHIV検査は
HIV-1型RNA定量検査(HIV-NAT検査)
HIV抗原抗体即日検査(第4世代)
の2種類です。

検査が可能となる時期はそれぞれ、
HIV-1型RNA定量検査(HIV-NAT)が感染機会から13日以上経過後
HIV抗原抗体即日検査(第4世代) が感染機会から4週間以上経過後
に可能です。

但し、陰性を確定させるには厚生労働省のガイドラインにより、感染機会より3ヶ月以上経過後に行ったHIV抗体検査が必要になります。

抗原と抗体について

抗原とはHIV(human immunodeficiency virus ヒト免疫不全ウイルス)そのもののことです。 HIVには1型と2型があります。
日本国内での感染はほとんどが1型です。

抗体とは、抗原が体に侵入した後に、その抗原に対して自分の体内で産生されるタンパク質です。

NAT検査と第4世代検査について

NAT検査とは、核酸増幅法によって抗原(1型)が、体に存在しているかを確認します。
精度が非常に高いですが、通常は検査会社に提出して結果判明が4−5日経過してからというのがネックでした。

当院では、院内で検査ができますので、最短で当日には結果が判明し、感染機会から13日以上経過後という早い段階で検査をすることが可能となってます。

第4世代検査とは、1型の抗原の一部(p24抗原)と抗体(1型、2型)が、体に存在しているかを確認します。
感染機会から28日以上経過していれば、一般的には抗体(1型、2型)を検出できるようになります。

但し、抗体のできるスピードは個人差があるため、日本では国内HIV検査における厚生労働省のガイドラインがあります。
不安行為より3ヶ月(90日)以上経過後に行ったHIV(抗原)抗体検査で陰性であれば陰性確定となります。

 (PEPやPrEPを行なっている場合は6カ月)

上記より、当院では、NAT検査が最短で当日に結果判明するため、感染機会から13日〜89日まではより精度の高いNAT検査で確認することをお勧めしてます。

 この時陰性の場合は、90日経過後に陰性を確定させるための第4世代検査を行います。


 通常は、NAT検査13,000円(税別)、第4世代検査8,000円(税別)ですが、NAT検査と第4世代検査をセットでお申し込みの場合は、HIVセット20,000円(税別)となります。

HIVセットにつきましては、先に申し込んでおかれると第4世代の検査を別の日に受けることも可能ですので活用してください。

(受付日より4ヶ月以内まで有効です。)

HIVセットの活用例



例1)感染機会から13日後にNAT検査を受け、この時にHIVセットを申し込んでおいた場合、90日後に第4世代を受ける。


 例2)例えば感染機会が16日前と30日前に別々のパートナーと感染機会があり、どちらが原因かのおおよその見当をつけるために 同日にNAT検査と第4世代の両方を受ける方もいらっしゃいます。
この時NAT検査が陽性で第4世代検査が陰性の場合は、感染機会から13日〜27日が原因の可能性が高いことが分ります。


 
例3)より精度を高めるために同日にNAT検査、第4世代検査を受ける。

HIVにおける抗原と抗体の推移

出典:J Clin Virol. 2012;54(1):43
日本語追加などはこちらで作成しました。
無断転載禁止

 

HIV-1型RNA定量検査(HIV-NAT検査)

HIVの感染初期は血液検査では陰性となり、感染していることがわからない時期があります。
これを「ウインドウピリオド」と言います。

HIV-1型RNA定量検査(HIV-NAT検査)では、ウィルスの遺伝子を直接検査するため、感染機会から13日以上経過後という早い段階で検査をすることが可能です。

3/23よりHIV-1型RNA定量検査の即日検査ができるようになりました。

これまでHIV-1型RNA定量検査は採血した検体を検査会社に出しておこなっていたため、結果の判明までに4〜5日程度かかっていました。
このたび、あおぞらクリニックでは院内で検査を出来る体制を作り、即日結果を出すことができるようになりました。

当院で行うHIV-1型RNA定量検査の検査方法はRT-TMA(Real-Time Transcription Mediated Amplification)法です。

TMA法とは1つの細胞に1個しかないDNAの遺伝子ではなく、数千個存在しているrRNAの遺伝子をターゲットにし、ターゲットとなったrRNAに酵素がくっついてDNAの合成と分解を繰り返し、RNAを増幅させていく核酸増幅法で精度の高い検査です。RT-TMA法はこの増幅と、検出を同時(リアルタイム)に行うことができる方法です。

現在、日本の医療機関でのHIV-RNA定量検査の検出限界値は20コピー/mLが主流ですが、当院の方法での検出限界は12コピー/mLとより低い検出限界を実現しています。

国立感染研究所が発行する『後天性免疫不全症候群(エイズ) /HIV 感染症 病原体検出マニュアル2019 年 11 月改訂) 』内の「国内で製造販売承認を受けている HIV 診断用試薬リスト」にも記載のある検査方法です。

検査結果確認表

曜日 検査受付時間 結果確認
平日 11:00~14:30 当日中
16:00~20:00 翌日中
土日祝日 9:30~13:30 当日中
14:30~18:00 翌日中

※新宿院の祝日の検査は結果が翌日中になります。

結果は電話やWEBで確認できます。

採血による血液検査を行い、約8mlほど血液を採らせていただきます。

HIV抗原抗体即日検査(第4世代)

HIVの感染初期は血液検査では陰性となり、感染していることがわからない時期があります。これを「ウインドウピリオド」と言います。

HIV抗原抗体即日検査(第4世代)では、もしHIVに感染していた場合、感染機会から4週間以上経過していれば、血液中よりHIVに対する抗体を検出できるようになります。
その為、この検査をご希望の際には、感染機会から4週間以上経過してからご検討ください。

採血による血液検査を行い、約2mlほど血液を採らせていただきます。
採血後、約20分で結果が判明します。

 

治療方法

抗HIV薬を内服することによってウイルスの増殖を抑え、エイズの発症を防ぐことができます。
当院での検査の結果、感染が疑われる場合にはHIVの精密検査・治療を行っているHIV拠点病院をご紹介しています。

HIV拠点病院へのご紹介の際には、ご紹介状を作成いたします。
(紹介状料は5,000円(税別)です。)

※当院での検査結果で陽性となっても確定ではありません。
「疑陽性」と言って、感染している可能性があるという段階です。
そのため、HIV拠点病院で再度検査を受ける必要があります。

 

疑陽性の結果が出た場合

HIV第4世代の結果で「陽性」と出ても確定ではありません。
「疑陽性」といい、感染の可能性があるという段階です。

その場合は、当院でHIV NAT検査とウェスタンブロット法を検査します。
HIV NATは当日または翌日に結果判明。
ウェスタンブロット法は3−5日後に結果判明します。
HIV NATは、13,000円(税別)
ウェスタンブロットは、8,000円(税別)
HIV NATとウェスタンブロットのセットで、20,000円(税別)

HIV拠点病院へのご紹介の際には、ご紹介状を作成いたします。
(紹介状料は5,000円(税別)です。)

HIV拠点病院紹介サイト>  

予防方法

不特定の方との性交渉は避け、性的接触がある際には必ずコンドームを使用すること、またはしてもらうことが重要です。
オーラルセックスの場合でも感染の可能性はゼロではないため、接触行為がそれのみであるとしても、コンドームの使用は大切です。

また、現在ではHIVウイルスを完全に排除できる治療法はありませんが、抗HIV薬の内服を開始して、HIVに感染するリスクを低下させる予防療法があります。

「PEP療法」「PrEP療法」「On-Demand PrEP療法」などで、当院で受けることが可能です。

PEP療法

PEP療法とは、HIV感染の可能性がある性行為や医療事故の後、72時間以内に抗HIV薬を内服することによって、HIVに感染するリスクを低下させる予防策のことです。

PEP療法はアメリカやイギリスなどのHIV先進国を中心に、国策として行われている予防療法ですが、日本では性行為後のHIV感染予防を目的とした抗HIV薬の内服は未承認のため、通常の医療機関ではPEPを受けることはできません。

当院は国内でも数少ないPEP療法を行える医療機関として、患者様に予防療法を提供しております。
当院では、投薬前の血液検査(すでにHIV・B型肝炎に感染している方はPEP療法の対象外です)を行った後に、28日間分の薬剤を処方いたします。
正しく服用すればHIVの予防に有効ではありますが、感染を100%予防するというものではないので、予めご留意ください。

PrEP療法

PrEP療法とは、HIV感染リスクの高い方(パートナーがHIV感染者など)が、予め抗HIV薬を内服することによって、HIVの感染を予防する方法です。
このPrEP療法はアメリカでは認可を受けていて、多くの方が行っている治療法です。

当院では、投薬前の血液検査(すでにHIV・B型肝炎に感染している方はPrEP療法の対象外です)を行った後に、30日間分の薬剤を処方いたします。
規定どおりに使用すればHIV予防効果は非常に高くなりますが、一貫して服用しないと、効果が低下すると言われています。また、100%感染を予防するというものではないので、予めご留意下さい。

On-Demand PrEP療法

On-Demand PrEP療法とは、性行為前後の数日間のみ、抗HIV薬を内服することによって、HIVの感染を予防する方法です。
当院では、投薬前の血液検査(すでにHIV・B型肝炎に感染している方はOn-Demand PrEP療法の対象外です)を行った後に、4錠1セットの薬剤を処方いたします。

正しく服用すればHIVの予防に有効ではありますが、感染を100%予防するというものではないので、予めご留意ください。

※1回の来院で最大4セット分の処方が可能です。
※検査後、半年以内であれば再検査不要で新橋院・新宿院のどちらでも追加処方が可能です。

 

検査・治療の料金

性病名 料金(税別) 採取物・備考
HIV-1型RNA定量検査
(HIV-NAT検査)
13,000 血液
HIV抗原抗体即日検査
(第4世代)
8,000 血液
HIVセット
(HIV-NAT検査
第4世代検査)
20,000 血液
PEP療法 310,000
  • 初回及び14日後の診察及び即日検査費用として:30,000円
  • 28日間の薬剤費として:280,000円
  • ※PEP期間(4週間)終了後の検査は、別途費用が発生します。
PrEP療法 200,000
  • 初回の診察及び即日検査費用として:20,000円
  • 30日間の薬剤費として:180,000円
  • PrEP期間中の3ヶ月毎の検査は、別途費用が必要になります。
On-Demand
PrEP療法
44,000
  • 初回の検査費用として:20,000円
  • 4錠1セットの薬剤費用として:24,000円
    
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