性器ヘルペス

性器ヘルペスに関する項目一覧

 

執筆者:内田千秋
あおぞらクリニック新橋院院長(医師)

 

性器ヘルペスとは

ヘルペスは性感染症の一つで、男女ともにかかってしまう病気の一つです。

性器ヘルペスは単純ヘルペスウィルス1型(HSV-1)または2型(HSV-2)の感染によって、性器に浅い潰瘍性または水疱性病変を形成する疾患です。

HSVは性器に感染すると神経を伝って上行し、主として腰仙髄神経節などに潜伏感染します。

潜伏感染したHSVは何らかの刺激によって再活性化され神経を伝って下行し、再び皮膚や粘膜にあらわれ、病変を形成します。

原因のウイルスを完全に死滅させることができないので、症状を抑えることしかできません。

発症にはHSVに初めて感染したときと、すでに潜伏感染していたHSVの再活性化によるときの2種類があります。

一般に、前者は病巣が広範囲で症状が強く、発熱などの症状を伴うことが多いのですが、後者は症状が軽く全身症状を伴うことがありません。

初めて症状があらわれた場合を初発といい、初めて感染した場合には初感染とよんで区別しています。

感染したときは無症状であっても、全身的あるいは局所的な免疫能が抑制されたために潜伏していたHSVが再活性化され、症状が初めて出現する場合があり、これを非初感染初発といいます。

また、初発のあとで症状がでることを再発もしくは回帰発症といいます。

性器ヘルペスの6〜7割は再発なので、再発対策が重要になります。

ヘルペスの症状が出ていなかったり、病変が小さくてわからない場合でもウィルス活性化している時期はパートナーに感染させる危険性があるので注意が必要です。

症状

個人差はありますが感染してから5日から10日後ぐらいで発症します。

その時の体調や疲労具合によっても症状が悪化する場合もあり、初めて感染した場合は症状が強く出やすいとも言われています。

ヘルペスの6〜7割は再発によるものなので、再発対策が重要になります。

  • 性病の1つで、男女ともに感染の可能性がある。
  • 性器の周り、口のまわりに赤茶色の水ぶくれができる。
  • 残尿感や神経痛など痛みを伴う場合もある。
  • 高熱が出ている。

感染経路

性的接触

潜伏期間

5〜10日前後

感染部位

男性:性器や肛門(または口唇)周辺の皮膚・粘膜
女性:性器や肛門(または口唇)周辺の皮膚・粘膜、膣内、子宮頚管、膀胱

性器ヘルペスの検査方法と検査ができる時期

症状がある場合:皮膚擦過検査
症状がない場合:採血による抗体検査

感染機会から24時間以上経過で検査可能です。
※抗体検査の場合は感染機会から1ヶ月以上経過で検査可能です。

性器ヘルペスの治療方法

抗ウイルス薬の内服、軟膏
(※ヘルペスウイルスを完全に除去する治療法は確立されていないため、症状を抑えることしかできません)

検査(自由診療)

あおぞらクリニックでは、問診料や再診料は頂いておりません。
患者様のご負担は、検査料金とお薬代のみです。

抗原検査

既に症状が出ている方向け
検査結果:約15分後

抗体検査

症状はないが不安な方
思い当たる行為から1ヵ月以上経っている方

検査結果:4〜5日後

検査結果はWEBで確認できます。

治療(自由診療)

性器ヘルペスの治療はお薬の処方を行っています。
初期感染の方は10日間お薬の服用、再発してしまったという方は5日間お薬の服用をします。

性器ヘルペスは再発が6~7割なので、再発しないように睡眠不足やストレスなど体調管理に気をつけていきましょう。

初めて感染した方

治療方法:10日間服用するお薬

再発した方

治療方法:5日間服用するお薬

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