梅毒は現在では早期の薬物治療により、完治させることが可能です。 ただし、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、後に日常生活ができないほどの症状を引き起こすことがあります。 早期発見・治療がとても重要です。
梅毒検査で陽性と診断された場合、通常2週間から12週間服用する抗生物質を処方します。
通常、ペニシリン系の抗生物質を使用しますが、もしペニシリンアレルギーであった場合、異なる系統の薬を処方します。
※検査結果により、服用期間には個人差があります。
梅毒検査で陽性と診断された場合、RPR検査(RPR抗体定量検査)での数値を見て薬を処方し、薬を全て内服し終えた後、1〜2ヶ月経過してからまた採血(RPR)検査を行います。 ただし、その時点ではまだ治癒したかどうか判断できない可能性があり、薬を内服してから「治癒した」と医師が判断できるまでに、原則として半年間フォローします。 何故なら、梅毒の治癒判定は他の性感染症に比べると少し特殊で、定期的に採血検査を行い、RPRの数値の下がり具合から判断するからです。
半年の間、性行為がない状態で1-2ヶ月に1回採血をし、RPRの数値を確認し治癒判定となるのを確認します。(半年かからないで治癒判定となることもあります。) 数値の下がり方には個人差もあるため、十分なフォローが必要となります。
梅毒は現在でこそ、早期に治療を行えば完治できるようになりましたが、有効な抗生物質であるペニシリンが発見されるまでは、感染力も強く、感染したらほぼ死に至るような恐ろしい病気でした。 それまでは梅毒に対する根本的な治療法がなく、時には非常に危険な治療も行われていたようです。
例として挙げると、水銀治療があります。 現在では水銀は大変危険で、水俣病に代表されるように中毒症状を引き起こすことが知られています。 しかし、かつてはその危険性は分かっておらず、むしろ「生命の源」であると考えられ、珍重されてきたようです。 その後、ペニシリン製剤の開発に成功し、世界で初めての抗生物質が誕生してから、近代医学は大きく進歩しました。 現在でも、梅毒治療に対する第一選択薬はペニシリン系抗生物質であり、早期の治療を行えば完治できるようになったことで、死の病と恐れられていた、梅毒との戦いは終わりました。
梅毒治療(抗生物質の処方)
金額:11,000円(税込)〜
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