梅毒は、適切な治療を受けることで治癒が期待できる性感染症です。
ただし、薬を飲み終えたことや症状がなくなったことだけで、「治った」と自己判断することはできません。
梅毒では、治療後も血液検査の数値を確認しながら、医師が治癒したかどうかを判断することが重要です。
このページでは、梅毒の治療方法、治療期間、治癒確認、治療後の性行為、再感染など、梅毒の治療を受ける方が知っておきたいことを解説します。
梅毒は現在では早期の薬物治療により、完治させることが可能です。 ただし、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、後に日常生活ができないほどの症状を引き起こすことがあります。 早期発見・治療がとても重要です。
また、梅毒では皮膚の発疹やしこりなどの症状が自然に消えることがあります。しかし、症状が消えたことは、梅毒が治ったことを意味しません。
梅毒と診断された場合は、症状の有無にかかわらず、医師の指示に従って必要な治療を最後まで受けることが大切です。
梅毒の治療には、梅毒の原因である梅毒トレポネーマに有効なペニシリン系などの抗菌薬を使用します。
治療方法や治療期間は、梅毒の病期、感染したと考えられる時期、検査結果、これまでの治療歴などによって異なります。
当院では、検査結果や患者さんの状態を確認したうえで、医師が必要な治療内容を判断します。治療中に症状が改善しても、自己判断で薬を中断せず、処方された薬を指示どおり使用することが重要です。
また、ペニシリン系抗菌薬にアレルギーがある場合などには、患者さんの状態を確認したうえで治療方法を検討します。
梅毒の治療期間は、すべての患者さんで同じではありません。
感染からの経過期間や病期、血液検査の結果などによって、必要な治療内容や期間が変わるためです。
そのため、「梅毒は何日薬を飲めば治るのか」という日数だけで判断するのではなく、自分の病期に合った治療を受け、治療後の経過まで確認することが大切です。
症状が早く消えた場合でも、医師から指示された治療期間が終了する前に、自己判断で治療をやめないようにしてください。
日本では梅毒に対して抗菌薬の内服治療が行われてきましたが、現在はベンジルペニシリンベンザチンによる筋肉注射も治療の選択肢となっています。
当院では現在、梅毒に対する筋肉注射による治療は行っておらず、患者さんの検査結果や状態に応じて内服薬による治療を行っています。
なお、梅毒の病期や症状によっては、通常の内服治療とは異なる専門的な治療や検査が必要になる場合があります。その場合には、状態に応じて適切な医療機関での診療をご案内します。
梅毒は、薬を飲み終えただけで治癒したと判断する病気ではありません。
梅毒検査で陽性と診断された場合、治療前のRPR検査(RPR抗体定量検査)の数値を確認し、治療後も採血によってRPRの数値の変化をみながら治療効果を判断します。
治療後にRPRの数値がどのように変化しているかを確認し、症状や治療前の検査値なども含めて、医師が総合的に治癒を判断します。
RPRの数値が下がるまでの期間には個人差があるため、治療終了後も医師の指示に従って必要な時期に採血検査を受けることが重要です。
当院でも、治療後すぐに自己判断で終了とはせず、必要に応じて一定期間フォローしながら治癒を確認します。
梅毒の治療を開始したからといって、すぐに性行為を再開してよいわけではありません。
治療中や感染性が残っている可能性がある時期に性行為をすると、パートナーへ感染させてしまう可能性があります。
症状がなくなっていても自己判断せず、医師が感染を広げる心配がないと判断するまでは、性行為などの性的な接触を控えてください。
性行為を再開できる時期については、治療内容や検査結果によって異なるため、治療を担当した医師に確認することが大切です。
自分が梅毒と診断された場合、感染の可能性があるパートナーにも検査を受けてもらうことが重要です。
自分だけが治療を受けても、パートナーが感染していることに気づかないままでいると、再び感染する原因になる可能性があります。
パートナーが無症状であっても梅毒に感染している可能性はあるため、感染の可能性がある場合には医療機関への受診を勧めてください。
梅毒は一度治癒したからといって、免疫によって二度と感染しなくなる病気ではありません。
治療後でも、梅毒に感染している人との性的な接触があれば再び感染する可能性があります。
治療後は治癒確認を受けることに加えて、パートナーの検査・治療や、コンドームの適切な使用など、再感染を防ぐための行動も重要です。
梅毒は、抗菌薬がなかった時代には有効な治療法がなく、長い経過の中で重大な症状を引き起こすことがある病気でした。
その後、ペニシリンが治療に使用されるようになり、現在では適切な時期に診断し、必要な抗菌薬治療を受けることで治癒が期待できる病気となっています。
だからこそ現在の梅毒では、症状が自然に消えるのを待つのではなく、早期に検査・診断を受け、適切に治療することが重要です。
梅毒治療(抗生物質の処方)
金額:11,000円(税込)〜
※処方量により金額が変わる可能性がございます。
梅毒は、感染時期や検査結果によって治療内容や治癒確認の方法が異なります。
梅毒の検査で陽性になった方や、梅毒の治療について相談したい方は、自己判断で様子をみるのではなく、医療機関で適切な治療を受けることが大切です。
梅毒は、適切な抗菌薬治療を受けることで治癒が期待できます。ただし、薬を飲み終えたり症状が消えたりしただけで自己判断せず、治療後の検査を受けることが重要です。
いいえ。梅毒では治療をしていなくても一時的に症状が消えることがあります。症状がなくなっても感染が続いている可能性があるため、検査と治療が必要です。
あります。一度梅毒が治癒しても、その後新たに梅毒へ感染することがあります。パートナーの検査・治療や感染予防も大切です。
自己判断で性行為を再開することは避けてください。医師が感染を広げる心配がないと判断するまでは、性的な接触を控えることが重要です。
東京都港区新橋2丁目16−1
ニュー新橋ビル3階 330(男性) 339(女性)