性病専門あおぞらクリニック院長がお答えする質問箱Vo.4

性病の診療・治療に関する質問にお答えしますQ&A

性病と診断されたらどうなりますか?

病気によって異なります。
クラミジア、淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、梅毒については、薬を内服して治していきます。
そして、治ったかどうかの検査も必要になってきます。
また、一般細菌やカンジダなどの場合は、症状がある場合に薬による治療、症状がなければ経過を見ることもあります。
ヘルペスについては、症状がなければ内服する必要はありません。
HPVについては症状がなければ特にすることはなく、症状がある場合は手術や、クリームと液体窒素で治療を行います。
B型肝炎、C型肝炎については、当院では治療はしていませんので、消化器内科での治療となります。
HIVについては、スクリーニング検査(第4世代)の場合はさらに詳しく、HIVNAT検査やHIV-1、HIV-2の特異抗体検査で調べて陽性が確定後、治療専門のHIV拠点病院を紹介いたします。

1. まず、性病と診断されると、どの病気かによって対応が変わります。

2. クラミジア、淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、梅毒の場合:
o 薬を飲んで治療します。
o 治療後に、治ったかどうかを確認するための検査が必要です。

3. 一般細菌、カンジダの場合:
o 症状があれば、薬で治療します。
o 症状がなければ、特に治療せず様子を見ることがあります。

4. ヘルペスの場合:
o 症状がなければ、薬を飲む必要はありません。
o (症状がある場合の対応は、元の文章には詳しく書かれていませんでした。)

5. HPVの場合:
o 症状があれば、手術やクリーム、液体窒素で治療します。
o 症状がなければ、特に何もしません。

6. B型肝炎、C型肝炎の場合:
o 診断された病院では治療せず、消化器内科のある病院へ紹介されます。

7. HIVの場合(スクリーニング検査で陽性反応が出た場合):
o さらに詳しい検査(HIVNAT検査、HIV-1/HIV-2特異抗体検査)を行います。
o 詳しい検査でも陽性が確定した場合、HIV治療の専門病院(拠点病院)へ紹介されます。

治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

疾患によって異なります。治療自体は概ね1回だけの内服、1週間の内服や1回の点滴です。
内服や点滴後に、クラミジア、淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナスについては、原則として投薬の後1ヶ月ほど経過してからの検査となります。
理由は核酸増幅法という遺伝子の検査を行うので、あまりに早く受けると病原体の死骸を拾って、もう死んでいるのに陽性という結果が出てくるからです。
梅毒については、基本的には4週間ないし8週間の薬を内服し、内服後のフォローとして半年間ほど経過を見る必要があります。
ヘルペスは症状が良くなれば治療は一旦終わりです。
一般細菌や患者につきましても、症状がなくなれば治療は終わりです。

性病ごとの治療期間・治癒確認の目安

病気の種類 治療内容・期間 治癒確認 / 治療終了の目安 備考
クラミジア
淋病
マイコプラズマ
ウレアプラズマ
トリコモナス(TRC)
内服薬や点滴による治療 治療(投薬)開始から約1ヶ月後に検査で治癒を確認 遺伝子検査のため、早期検査は死菌を検出してしまう可能性がある
梅毒 4週間 または 8週間の内服薬による治療 内服終了後、約半年間の経過観察(フォローアップ)が必要  
ヘルペス (症状に応じた治療) 症状が改善すれば、一旦治療は終了   
一般細菌
カンジダ
(症状に応じた治療) 症状がなくなれば治療は終了   

表のポイント
• クラミジア、淋病など(遺伝子検査で確認する病気):治療薬を使い終わってすぐではなく、約1ヶ月待ってから治癒確認の検査をします。これは、早すぎると治っていても陽性(偽陽性)と出てしまうことがあるためです。

• 梅毒:4週間または8週間の薬を飲み、その後も約半年間は経過を見る必要があります。

• ヘルペス、一般細菌、カンジダ:症状が良くなったり、なくなったりすれば、治療は一旦終わりとなります。

性病は完治しますか?

完治するもの
原則として、クラミジア、淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、一般細菌、カンジダ

完治しないものとしてHIV、ヘルペスがあります。
ヘルペスは症状が落ち着いても神経の奥へ潜んで一生体の中にいます。
HIVにつきましては、現在の医学ではまだ完治できる薬はできておりません。
ただし、ウイルスの増殖を防ぐ薬はありますので、それを飲み続けることによって、今までと変わらない生活ができるようになります。重症化する前に見つければ、昔と違って死に至る病気ではありません。

また、HPVについては、完治させる薬はありませんが、陽性でも半年後にまた検査してみると陰性になっているということもあります。

抗生物質を飲んだらすぐ治りますか?

例えばクラミジアであれば、薬を1回内服すれば9割ほどは治ります。ただし、治ったかどうかの検査は遺伝子の検査を行うので、一ヶ月ほど空けてから検査することをお勧めしています。
また、淋病の場合は内服ではなく点滴治療となります。 クラミジアやウレアプラズマは1回薬を内服して、(または1週間ほど内服して)内服終了後1ヶ月後に治っているかどうかの検査
淋病は1回点滴して次は1ヶ月後に治っているかどうかの検査
マイコプラズマは耐性菌が多く、当院では3週間内服後、1ヶ月経ってから治っているかどうかの検査をします。

治療中に性行為をしても大丈夫ですか?

いいえ。治癒したことが確認できていないうちに性行為を行うとまたうつし合いになって、いわゆるピンポン感染となります。
すなわち、人にうつしたり、人を介してまた自分にうつってしまうということになりえます。

パートナーも一緒に受診した方がいいですか?

お互いに治しておかないとピンポン感染となるので、お互いに受診されて検査治療しておくのが良いです。
ただし、人間関係については、我々は原則介入することができません。

陽性の場合、他の人に知られることはありますか?

当院の場合は保険診療ではなく保険証もお預かりしておりません。
投薬の際は法律上名前や連絡先の確認はさせていただきますが、他の人に知られることはありません。

性病治療に通院は何回必要ですか?

順調な場合は、治療後に1回検査して治癒していれば再来院の必要はありません。
治癒していない場合はまた治療と検査が必要になります。
また、オンラインによる診療もあります。

性病治療後に再検査は必要ですか?

はい。治っているかどうかの検査は必ず受けてください。
1回の治療で100%治るという性病はありません。
それは耐性菌と言われる、内服した薬に強い菌がいることがあるからです。

再発することはありますか?

再発するものと再発しないものがあります。
再発するものとしては、ヘルペスウイルスのように症状が落ち着いていたとしても、ずっと体の中に潜んでいて、疲れた時や睡眠不足、風邪をひいたなど免疫が下がっている時に症状が再発することがあります。また、HPVによる尖形コンジローマなども症状が良くなっていても、しばらくしてまた再発するということがあります。
ちなみに、再発と再感染は意味の異なるもので、再感染とは一度完治したが、また新たな行為で感染することを言います。
性感染症で終生免疫のできるものはないので、完治しても行為で再び感染することがあります。

お知らせ

【検査結果判明日について】
あおぞらクリニックでは、当院併設の登録衛生検査所「あおぞら検査センター」にて、簡易キットではなく即日精密検査ができるので、クラミジア・淋病はもちろん、HIV NAT、マイコプラズマ・ウレアプラズマの精密検査を東京都内最速レベルでお知らせすることができます。GW中もフル稼働で検査・治療できます。
各検査の結果判明日はこちら

【HIV(エイズ)に対する国内先発品PEP療法・PrEP療法の価格改定について】
従来より約10万円ほど安価となります。詳細は「PEP療法」「PrEP療法」をクリックしてご確認ください。

【新橋院休診日のお知らせ】
5月11日(日)はビルの休館日に伴い休診日となります。

【GW中の診療時間のお知らせ】
ゴールデンウィーク中の4月29日、5月3日、4日、5日、6日は祝日の診療時間になりますのでお気をつけください。

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現在、お電話では当院の受診に関する内容や受診された方の検査結果の確認のみ対応させて頂いております。
性感染症に関する一般的なご質問やご相談につきましては、お答えできませんのでご了承ください。

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