A型肝炎

目次

※検査は新宿院のみとなっています。
 

A型肝炎について

A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)に感染することで発症する肝炎です。

HAVは糞便中に排泄され、糞口感染で伝播するので、 患者の発生は衛生環境に影響されやすいといわれています。

感染経路としては、肛門を直接舐めたり、肛門に触れた手で口に触れることが原因となる性的接触による感染(糞口感染)と、汚染された食べ物を食べることで感染する感染(経口感染)が原因となります。

 

A型肝炎国内感染例の年齢分布

国内の統計データは、この2003年のA型肝炎国内感染例の年齢分布グラフが最新となります。40~55歳の男性に多いことが分かります。

ウイルス性肝炎の報告数

1999年~2003年のウイルス性肝炎の報告数データが最新となりますが、参考にご覧ください。

情報元:国立感染症研究所ホームページ  

症状

潜伏期は2〜7週間です。発熱や全身の疲労感の他に食思不振、嘔吐などの消化器症状を伴います。

乳幼児の感染では症状が軽いことが多いですが、年齢が上がると症状が重症化する傾向があります。

典型的な症例では黄疸(眼や肌の色が黄色くなる現象)や肝腫大(肝臓が大きくなること))、濃色尿(尿の色が過剰に黄色くなること)や灰白色便(便の色が薄くなること)のような症状が起きることが有名です。

【A型肝炎の感染例】
・肛門と口の接触が起こった1ヶ月程経ってから発熱が続き、食欲不振になり吐き気が続いている。
・海外出張の際、衛生状態の悪い地域で生水を飲んでから、3週間後に熱や全身のだるさが続いた。

 

A型肝炎かな?と思った時のポイント

  • ■休息をとっているのに、疲れがとれない
  • ■食欲が出ない。突然、吐き気をもよおす
  • ■周りの人から、眼や肌の色が黄色いと指摘された
  • ■水をこまめに飲んでいるのに、尿が濃い色をしている
  • ■便の色がやけに薄い
情報元:厚生労働省>  

検査方法

検査では、抗体(身体が産生する免疫反応物質)が血液中にあるかどうかを調べます。
抗体が陽性(+)の場合、A型肝炎ウイルスに感染していることを意味します。

当院では、感染機会から1ヶ月~3ヶ月以内の感染の有無について検査が可能です。

治療について

ほとんどは自然に回復しますが、ごく稀(0.5%前後)に重症化することがあります。
もしも当院で感染が認められた場合には、A型肝炎の治療を行っている専門の医療機関をご紹介することも可能です。

当院によるA型肝炎
の検査と治療について >

予防方法

計3回のワクチンを約半年かけて接種すると免疫が強化され、5年間は有効といわれています。
国と製剤によって接種方法が異なるため、海外では医師の指示に従ってください。

十分に加熱処理された飲食物を摂取しましょう
衛生状態の悪いところでは、生水、氷、生肉、生野菜などにウイルスが付着している可能性があります。
ミネラルウォーターや一度沸騰させた水、加熱調理してあるものを選びましょう。
また、カットフルーツでは、洗った水が汚染されていることがあるので、食べるならば自分の手で剥く果物の方が安全です。

A型肝炎ワクチンについて >

 

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